金沢市の観光地の1つとして、「忍者寺」(妙立寺)があると思います。
からくりが多いお寺として、有名ですね。

そして、この地域は、「寺町寺院群」と言われ、お寺が多くある地域となっています。
ただ多くの人は、何となく、忍者寺に行っておしまいという人が多いのではないでしょうか。
また、行ってみたものの「予約が必要」と言われ、ショックを受けた人も多いのではないでしょうか。
(忍者寺のWebにも、予約が必要と書いてあるので、注意してください(妙立寺サイト))
正直、それでは「もったいない!」
一見すると、なんともないお寺で、地元の人もいかないようなお寺ですが、いわくのあるお寺がいくつもあるので、ベスト5を紹介したいと思います。
1位 伏見寺
観光客もいいですが、地元の人も行ってほしいというのが、この伏見寺です。

なぜなら、「芋堀藤五郎」ゆかりのお寺だからです。
「芋堀藤五郎って誰?」
「変な名前!」
なんて、言わないでください。
芋堀藤五郎は、「金沢」という地名の由来になった民話上の人物です。芋堀藤五郎が芋を洗っていた沢から砂金が採れたということで、「金の沢」⇒「金沢」という地名になりました。
そして、この偉大(?)な人物である芋堀藤五郎に関係したお寺がこの伏見寺であり、芋堀藤五郎の墓もあったりもします。

観光客も勿論ですが、地元の人ももっと行ってほしいお寺だと思います。
2位 大円寺
外観は普通のお寺で、歩いていても、過ぎ去ってしまうかもしれません。

ただ、ここのお寺の特徴は、中にあるお地蔵さんです。
日本各地にお地蔵さんは多くあると思いますが、ここのお寺のお地蔵さんは、人骨が塗りこめられたお地蔵さんとなっています。
3位 国泰寺
歴史好きとして挙げておかなければならないのが、この国泰寺です。

行ったら、入口に大きな石柱碑があるので、すぐに分かりますが、高峰譲吉の菩提寺です。
高峰譲吉は、明治時代にタカジアスターゼやアドレナリンを発見した世界的な化学者です(同時に実業家としても活躍しました)。

生まれは富山ですが、幼いころから、金沢で育ったことから、この地に菩提寺があります。
4位 香林寺
本当かどうかは分かりませんが、金沢のパワースポットの1つで、願いが叶うというお寺です。
そのため、「願掛け寺」という呼び名もあります。

ただ、スピリチュアルなことは抜きにして、彼岸花のお寺としても知られているので、その点でもお勧めです。

5位 西方寺
全国各地に子育て幽霊の民話が残るところがありますが、その1つがこの西方寺です。
母親が亡くなり、墓地で泣いていた赤ん坊を助けるために、お地蔵さんが飴を買い与えていたという伝承があります。

また、前田利家の娘・菊姫の肖像画があったりもします。
まとめ
何となく、お寺が多いという印象だけの寺町寺院群ですが、このように歴史や逸話が残るお寺がいくつもあります。
忍者寺だけを回るのは、もったいないなので、是非とも、他のお寺も回ってください。
コメント