京都の木屋町通について、どのような印象をもっているでしょうか。

そもそも、「木屋町通ってどこ?」という方は、四条河原町から鴨川に向かう途中に、ちょっとした南北に走る道がありますが、それが「木屋町通」です。
「木屋町通」という名称を知らなくても、京都に行ったことがあれば、何気なく、通っていることも多いでしょう。
そして、「木屋町通」について、知っている方ならば、
「飲食街」「飲み屋街」
「川沿いの風流な通り」
などの印象をもっているでしょうか。
ただ、歴史の町・京都にあって、木屋町通にも、歴史の痕跡がいくつもあります。
ピンポイントですが、木屋町通の歴史スポットを紹介します。
1位 高瀬川一之船入
木屋町通は、高瀬川沿いに通りが走っているのですが、「高瀬川一之船入」では、川に船が浮かんでいます。
どうしても、京都は歴史があるといいながら、その痕跡が少なく、碑・看板のみということも多いのですが、ここでは、しっかりと実際の船があります。

2位 佐久間象山・大村益次郎遭難之碑
幕末の歴史をちょっと知っている人ならば、聞いたことがある「佐久間象山」と「大村益次郎」。
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この地で、この二人の殺害されたことから、碑が残っています。

3位 島津製作所創業の地
京都と言えば、どうしても幕末以前の歴史が多いと思います。
ただ、それだけではありません。
京都発の企業の1つとして、ノーベル賞受賞者を輩出した「島津製作所」がありますが、この木屋町通沿いに「島津製作所創業の地」があります。

そして、その横に、島津創業記念資料館があったりもします。

4位 日本映画発祥の地
京都の映画と言えば、太秦を思い起こすかもしれませんが、映画発祥の地は異なります。
この木屋町通が、日本映画の発祥となっており、「日本映画発祥の地」の碑が残っています。

5位 源融河原院址
「源融」という歴史上の人物を知っているでしょうか。
たぶん、多くの方は知らないのではないかと思います。
ただ、「光源氏」のモデルと言えば、一気に親近感が湧くのではと思います。
そして、この源融の邸宅がこの木屋町通にありました。

まとめ
この他、加賀藩などの藩邸の跡の碑があったり、近くに坂本龍馬の住まいなどもあります。
さすが、京都という感じです。
ただどうしても、木屋町通というと、何となく食事をするためにフラフラするということが多いように思いますが、違った視点で歩いてみてもいいかもしれません。
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