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偉人・歴史上の人物の墓が多くある谷中霊園! 迷ったらここを見ておく

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偉人・歴史上の人物の墓が多くある谷中霊園について、お勧めのポイントを紹介しています。

 東京都の台東区にある谷中霊園。

 霊園といえば、お墓がたくさんあるところですが、谷中霊園は普通の霊園とはちょっと違う!
 古くからある霊園なので、偉人や歴史上の人物のお墓がまんさかあります。

 お墓とはいえ、歴史好きにはたまらないところで、特に好きな歴史上の人物となれば、一度はお参りしたいと思うはずです。

 違う言い方をすれば、単なる霊園なのですが、歴史の宝庫ともいえる場所となっています。


 〒110-0001 東京都台東区谷中7丁目5-24

 とはいえ、特定の人物を目的に行くのでしたら別ですが、多くのお墓があるため、どの墓に行けばいいか迷うはず。

 そこで、有名なものから、私の個人的な好みもいれて、いくつかのお墓を挙げてみたいと思います。

 谷中霊園がちょっとでも気になったり、谷中霊園に行くことがあれば(偶々行くことがあるの?)、参考にしてください。



徳川慶喜公墓所

 まず挙げたいのは、谷中霊園で最もポピュラー(?)な墓である「徳川慶喜公墓所」です。

 徳川慶喜と言えば、江戸幕府最後の将軍として、有名です。
 霊園内には、徳川慶喜の墓は「こちら」ということで、案内板が建っていたりします。

 柵で覆われて近くまでは行けませんが、しっかりと徳川家の葵の御紋があります。




 〒110-0001 東京都台東区谷中7丁目1-1


 ところで、このお墓の最も重要なところは、他の将軍の墓とは異なるということです。
 各将軍のお墓は、それぞれ、日光東照宮・増上寺・寛永寺にあるのですが、徳川慶喜だけ、この谷中霊園にあります。
 (理由は知らず、申し訳ありません)

  日光東照宮 … 徳川家康、徳川家光
  増上寺 … 徳川秀忠、徳川家宣、徳川家継、徳川家重、徳川家慶、徳川家茂
  寛永寺 … 徳川家綱、徳川綱吉、徳川吉宗、徳川家治、徳川家斉、徳川家定
  谷中霊園 … 徳川慶喜

 なお、徳川慶喜は元々一橋家の出身なのですが、この徳川慶喜公墓所の手前には、「一橋徳川家場所」があります。



渋沢栄一家墓所

 次に、挙げたいのは「渋沢栄一家墓所」です。

 渋沢栄一と言えば、戦前に、多くの企業の設立などに携わり、「資本主義の父」と呼ばれるような人物です。
 大河ドラマ「青天を衝け」の主人公として取り上げられましたし、来年の新1万円札になる人物としても知られています。

 このお墓が、一家のお墓として、谷中霊園にあります。一家のお墓なので、渋沢敬三の墓もあったりします。

 渋沢栄一は、若い頃、徳川慶喜に仕えたこともあり、広い谷中霊園の中で、この渋沢栄一と徳川慶喜の墓が比較的近くにあるのは、何となく嬉しい感じがします。






 〒110-0001 東京都台東区谷中7丁目1


 ところで、渋沢栄一家墓所の前は、澁澤榮一墓所中央東広場ということで、ベンチがあったりと、ちょっとした休憩スポットになっています。

亜使徒大主教聖ニコライの墓

 3つ目に挙げるのは、「亜使徒大主教聖ニコライの墓」です。
 谷中霊園のお墓は、そのほとんどは、日本人のお墓なのですが、外国人のお墓があったりもします。

 柵があり、中には入れないのですが、下のような感じで、日本人のお墓とは異なった形になっています。






 〒110-0001 東京都台東区谷中7丁目3


 ところで、「ニコライって誰?」とお思いかもしれません。
 やはり、谷中霊園に立派なお墓がある以上、普通の外国人ではありません(?)。日本に、キリスト教の正教を伝来した人で、「亜使徒聖ニコライ」と呼ばれたりもする偉人です。

 御茶ノ水駅のすぐそばにある「ニコライ堂」のニコライといったほうが分かりやすいかもしれませんね。
 

 4 来島恒喜の墓

 次に、「来島恒喜の墓」を挙げたいと思います。
 「来島恒喜って誰?」という感じですし、下のようにお墓もちょっと大きく立派な感じもありますが、普通のお墓です。






 〒110-0001 東京都台東区谷中7丁目2


 ただ、この「来島恒喜」という人物は、一言でいえば、明治時代に

  「大隈重信を暗殺しようとして失敗し、自害した人物」

で、簡単に言えば、テロリストで犯罪者といえる人物です。

 単なる普通のお墓なのですが、徳川慶喜や渋沢栄一のような偉い人のお墓がある反面、このような人物のお墓が同じ霊園にあることに、何となく、谷中霊園の奥深さを感じてしまいます。

 なお、この谷中霊園には、江戸時代に、津軽藩主を襲撃しようとした事件(相馬大作事件)の相馬大作の招魂碑があったりもします。

 5 牧野富太郎墓

 最後に挙げたいのは、「牧野富太郎墓」です。
 近代日本において、数多くの新種を発見し、「日本の植物学の父」と言われる人物です。

 それだけでも立派な感じですが、特に現在、NHK連続テレビ小説『らんまん』が放送されていますが、その主人公がこの牧野富太郎です。
 (正直、話題の人物かなと思ったので、5番目に挙げました)






 〒110-0001 東京都台東区谷中7丁目16

まとめ

 最後に、上記には挙げませんでしたが、鳩山一郎や横山大観などのような教科書にも出てくるような人物のお墓もこの谷中霊園にあります。

 また、偉人のお墓だからでしょうか、至るところに、下の写真のように、お墓と一緒に鳥居が建っているところも多いです。
 (とはいえ、今の時代の感じから、全く知らない人物だったりもしますが…)




 観光気分でお墓に行くのは不謹慎な感じもしますが、この谷中霊園に行くことで、初めて「こんな偉人がいたんだ!」と知ることもできます。

 本稿を見て、上記のようなところを巡ってもいいですし、歴史を学ぶという観点でも、一度、訪れてみてください。

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